平らな壁を曲線にするには

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日本家屋って言うのは、普通は木造なので、直線が多いですよね。
しかし、こびっとハウスリフォームのために、いろんな建物を見るにつけ、
曲線がどうも気になる・・・。


ガウディの建築とかも、なんかワクワクするし、
世界中の土壁の建物なんかもワクワクする。
しかし、よく考えてみれば、日本家屋だって
昔は結構まっすぐな材ばかりではなく、梁にちょっと曲がった木をつかったり、
木の自然な曲線を生かす技があったのだと思うけれど、
人工的なまっすぐな感じばかりではなかったなぁと思うのですが。
フェルデンクライスメソッドのトレーニングを一緒に受けていた人から、
「本来日本の家屋は、新建材にあるようなまっすぐなものばかりを使った空間じゃなかった。
それが、日本人の身体感覚にも影響してる」
というような話を聞いたことがあります。
不自然な空間にばかりいると身体感覚もおかしくなっちゃうって言うのは
ありうる気がします。
そんな、身体感覚的にも、自然な曲線を求める感じっていうのがあって、
だから、曲線を使った建築などは、ワクワクしちゃうのかなと思ったりして。
前置きが長くなりました。
このまっすぐな日本家屋にどうやって曲線をつけるのか?
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こうやるんです。
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丸ノコで、こんな風に切った材を壁に貼り付けます。
その次に、モルタルの下地となる板張りをしますが、土台にしてある材に貼り付けて行き、
板をしならせて、インパクトドライバーで止めていきます。
(口ではなかなか説明できません^^;)
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どんどん貼り付けていくと、なだらかに曲線がついた壁になって行きます。
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結構、楽しいけど時間もかかりそう・・・。
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この上に、ラス網とフェルトとやらを貼って、モルタルをぬっていくのら。
いろんなものを埋め込んだり絵をつけたりと、またまた、妄想が広がる。