アート・オブ・タッチ 呼吸編を終えて 2016.4.3

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去る4月3日に東京で「アート・オブ・タッチ」のワークショップを開催しました。
人が癒されたりするというのは、テクニックではなく、
その場、もしくは、人の在り方の方であり、
やること自体はだんだんシンプルになっていくので、
教えることといえば、技術的にはとても簡単なことです。
しかし、これが、教えられないことだったりする。
ボディワークなんかをやっていると、
だんだん、職人的になっていき、
やっていることを人に教えることが
難しくなってくるのです。
見て覚えろ!って言う世界になるのは、
仕方のない事なのですよね。
そういう場に直面することで、
見て覚える、自分で学ぶ姿勢が、
培われるのかもしれません。
しかし、今の世の中、右を向いても左を見ても、
様々な技術やノウハウや情報があふれています。
それでも、何か物足りない・・・
っていうのは、体験から、どう学び取っていくかの、
やり方を知らない、もしくは、間違えているのかもしれません。
学習のパターンは今の学校の在り方の影響を受けています。
知識や情報はたくさん入ってくるけれど、
外側に答えを探して、いろいろなものを求めるので、
自分で探索して、学びとってい、血肉にするのができない。
どれだけ情報や知識が外にあふれていようが、
答えを出すのは自分しかいないので、
自分のやり方を探索していくことを、
このワークショップでは、まずやりました。
自分の内的な感覚を探索することを、
自分のペースで、自分のやり方でできる人は、
人のことも受け入れられる。
そうすると、人に対するタッチや、
コミュニケーションの取り方も変わってくる。
ただそれだけのこと。
ただそれだけのことを、
みんなにやってもらう場をつくるのが、
このワークショップだったと言ってもいいかもしれません。
そうすると、みんなそれぞれに必要なことを学び、
お土産をお持ち帰りしてくださったかなと思うのです。
今後も、そんな場をつくっていきたいなと思いました。