アート・オブ・タッチ その7 答えはあるのか?

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アート・オブ・タッチ その7
答えはあるのか?
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生きるという事は、毎日何かを選択しているということですが
、何かの基準で選んでいます。
いろいろと学んだり知るたびに、その基準が変わっていったりもします。
そうして、だんだんかしこくなっていくような気がするのですが、
学べば学ぶほど、訳が分からなくなることもありますよね(笑)
ある決まった範疇の中では、ある考え方や法則が成り立つのですが、
だんだん視野が広がると、それが当てはまらなくなってくることもあります。
成長するという事は、そんなことだらけです。
成長とは、いかにそれまでの自分の基準を手放して、
新しいやり方を見つけるかということ。
そして、新しいやり方を見つけてからじゃないと、
古いものは、なかなか怖くて手放すことができません。
自分が歩いている様子を観察したら、
そんなことはすぐわかりますよね。
片方の足が着地してからもう片方の足が離れるという、
人間とはそういうものです。
そして、ある時、「答えなんかないんじゃないかな」
と思うことに出くわしたりもします。
しかし、もしも「答えなんかないんじゃないかな」って決めつけることは、
答えを出してるという事になりますね。
人間って、よく、そういった自己矛盾を起こします。
わたしは、今のところは、こんな風に思っています。
決められた範囲ではある法則に従って正解を出すことはできる。
でも宇宙は何か?とか人間は何か?生きるって何か?
に関しては、どこかに答えはあるかもしれないけど、
そう簡単に出るものではない。
でも、答えに近そうなものを辿っていく、という、
あるラインに沿って進んでいくというやり方が、
なかなか良いんではないかと思っている。
そして、そのラインを感知する能力を誰でも持っている
(思い込みを外すことができれば)。
そしてそのラインは人によって違うかもしれない
(ラインを道と言い換えても良い)。
だから、自分の感覚を頼っていくしかないし、
頼れる感覚を作っていくことが大事。
という風に思っています。
知識と体験、両方必要なんですよね。
そして今は情報過多で体験が追い付かないというか
出来ていないことが多いという感じがします。
アート・オブ・タッチでやることは、
自分の道の探求のしかたにつながるし、
自分の可能性を探求でもあります。
この講座だけではなく、ハーバルタロットなどもそうだけど、
私が教える時は、その考え方が根底にあります。
それを、いかに伝えて、個々が実践できるようにするかが、今年の私のチャレンジでもあります。