アート・オブ・タッチ その2 アウェアネスを高めることは、なぜ必要か?
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アート・オブ・タッチ その2
アウェアネスを高めることは、なぜ必要か?
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自分の身体や心の中で、何が起きているかを知ることは、
自分でセルフケアをする第一歩です。
身体も心も機械を修理するようには治せるものではありません。
人の存在というものは、その人の魂が核となっています。
もし、魂という言葉があまりしっくりこないようでしたら、
自分の心の深いところに在るものや、自分の本質、
エッセンスと置き換えてもまったく問題ありません。
しかし、物質主義的な現代社会の考え方の中で、
見えないものは存在しないもの、という無自覚な合意が存在する中で、
心の深いところからの微細で小さな声はかき消されていきます。
その微細で小さなところに、自分の大事なものが隠れてることがとても多く、
一見、ネガティブに見えるものもあれば、ポジティブに見えるものもあります。
人類の意識は、総じて感情に大きな影響を受け、
感情に意識が引き寄せられるという傾向が、歴史上の長い期間続いています。
しかし、最近では、マインドフルネスの考え方など、そこから一歩距離を置いて、
起きていることをただ観るという考え方が多くの人に受け入れられつつあります。
もちろん、個人差はあるのですが、人類の意識が感情に埋没している状態から、
それを眺める自分を作りつつある印ではないかと思います。
そして、それは意識の成長とも言えます。
そのような方向に意識が成長してきた時に、自分自身をケアしていく場合、
誰か専門家に頼んで機械のように修理してもらうというやり方は、
だんだん、納得のいかないものになっていきます。
自分の目で自分の中に在るものを発見していく、
それが、これからの自分のケアの主流になっていくでしょう。
つまりは、人を支援する側にもそうした意識が必要ということでもあります。
「良くなってほしい」という気持ちはその仕事をしていると持って当たり前なのですが、
それすら自分のエゴとなり、人の成長の邪魔になることもあるので、
治療やセラピーの仕事をしていても、日々、自分のアウェアネスを高める訓練は
終わらないのです。
東京でのアート・オブ・タッチワークショップのご案内
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ただ共にあること。
それは言うは易し行うは難し、
ただ誰でもできる能力は潜在的に持っています。
このワークショップでは、タッチを通して、
そうした感覚をみなさんとシェアしていきたいと思います。