messege 2011.4.3 大地と共に在れ 311からはじまる未来へ

『大地と共に在れ』
311からはじまる未来へ
3月11日14時46分に起きた未曾有の震災は、おびただしい数の命と大地を飲み込んでいきました。裏磐梯も今まで経験したことが無いぐらい揺れましたが、大きな被害はありませんでした。ご心配いだたいた皆様に心より御礼を申し上げたいと思います。そして、被災された方々にお見舞い申し上げるとともに、尊い命を落とされた方々のご冥福をお祈りいたします。
震災に引き続き発生した東京電力原発事故は様々な事態を引き起こしています。あの日から、自分たちはどう生きていったら良いのかを毎日流れてくる原発事故の様子、放射線の情報などを見ながら、そして、震災に遭われた人たち、原発事故で避難されている人たちの悲しみや怒り、また希望を感じながら、そして国、関連機関の様子を見ながら、様々な情報と向き合いつつ考えてきました。
ポスト311、311以降の世界、そんな言葉も聞かれるようになって来ました。この出来事は、多くの人に大きな変化を与えるだろう、そんな意識が全体に広がってくると同時に、私たちは何を変えるのだろう、そう自問してみました。しかし、原発事故があろうと無かろうと、私たちは去年と同様、春が来たら薪を集め次の冬の準備をし、畑を耕し種をまき、山の恵み山菜やきのこをいただき、薬草を摘み、自然に寄り添った暮らしを続けていくだろう、そう思いました。
地球上に生きている限り私たちは、自然の法に従い、大地と共に生きて行く意外に道はありません。だから、持続可能に人間が大地と共に生きられるために、何をしたらいいのかを考え、実践しながら、私たちは自分たちの道を進んでいきたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします!
2011年4月3日 記